自ら光るホタル

光る生き物がいっぱいいます。もっとも明るく光る生き物は「ホタル」です。生物の発光を「バイオルミネセンス」と呼びますが、生命活動はすべて化学反応現象現象ですから、その体内では「ケミカルミネセンス」が起こっています。

生物の発光現象を3つに分類できます。
①自ら発光物質を合成生産し体内で発光するもの。②自ら発光物質を生産し、体外へ放出してそれが発光するもの。③発光物質(生物)を取り込み特定器官、部位に蓄積し発光するもの。
があります。

ホタル①の代表はホタルですが、それ以外に、「ホタルイカ」、「チョウチンアンコウのルーアー」がこれです。
②は、「ウミホタル」、「ギンオビイカ」などで、体外に放出した液体物質が光ります。
③では、「マツボックリ」、魚の「マツカサの下顎」、「ヤリイカ」がこれに該当します。
夜釣りで使用している「コマセ」が発光していることがあります。これは②の発光です。

ここでは、ルミネセンスを語っているので、「可視外光線」は対象ではありません。ただし、生物発光としてのジャンルを括れば、もっとたくさんの生物が「可視外光線」を放って光っています。
例えば、深海に住む「ワニトカゲギス」は「赤」を発光しますが、水は赤を吸収するので遠くへは届きません、生物の発光の多くは、生殖のための通信、敵撃退のために光っていますが、水中での「赤」は有効な光ではありません。自分の近くを照らす、「照明」として光っていると考えられています。

赤外線放射を光っているとすれば、私たち恒温動物のすべてが発光していると考えられます。

ホタルは種類によって光る部位や光量が違います。自ら光るので、光をコントロールしています。点滅や、複数の周期を混合した複雑な光り方がをしますが、「方言」があります。
例えば「ゲンジボタル」では、東日本と西日本では、光り方が違っているます。基本的には、周囲と「同期」しているのですが、視覚からの刺激に呼応しているので神経伝達です。
ですから、一斉に明滅するのではなく、LEDのイルミネーションのように広がって伝わっています。
その光り方が幻想的なのですが、このタイミングが地方で異なっているのです。

「蛍光」は物質が光るエネルギー以外のエネルギーがその光エネルギーに変換されて光っています。これと、「燐光(夜光塗料)」の光は、「フォト・ルミネセンス」と言います。

恒温動物は赤外線で、みんな光っています。あなたは、光っていますか?